<前回の続き>
そういうわけでちいともニジマスの顔を見られないまま日原川合流地点に入渓。
しかしお魚さんの気配なし。
最後の写真の地点からは登ることも出来ないのでいったん道に戻り上流を目指すことにした。
バス通り、国道411号線を歩く。
てくてく
てくてく
このあたりは道から川までかなり高さがあってなかなか降りられそうなところがない。
民家の庭からは降りられそうな感じもあるが勝手には入れないし。
だが田舎町、って感じで散歩気分だ。
しばらく歩くと大きな橋。
ここでちょっと横道に入るとなんとなく降りられそうな予感。
横道を登ってみる。
道から見えるのは細いながらもなかなかの渓相。期待は高まる。
やっと降りられそうな場所を見つけ、降りてみる。(実際降りてみるとちょっと急だったが)
だいたい渓流で川に下りようとすると草ボーボーだったりして入りにくいところも多いのだが、ウエーダーを着てると全然問題なくてオラオラって感じだ。なんというか無敵状態。水にも強いが草にも強い。ひっかからないし汚れも気にしなくて済む。
また、本流のような川幅があるところであそこのポイントに投げたいがちょっと届かない、ってときもウエーダは有効だ。(つか本来そのためなんだがw)3歩4歩水に入るのにためらわないのは大きい。こけても水深なければ水びたしにならないし。(濡れてもすぐ乾く)
そしてもうひとつ。川の上に木がかぶってて投げにくい場所でも少し前に出れば仕掛けを絡ませないで済む。これはデカイ。
というわけで入ったところがこんな感じだ。美しい。
だが全然ダメだ。少し投げてみるがまったくアタリなし。
写真上の堰下も試してみるがやはりダメだ。
ところでここで問題発生。
ここまで来る間に何度か根がかりや木に仕掛けを絡ませたりしたために(初心者なんで苦笑)、針が足らなくなってしまったのだ。出発する前に(ちょっと危ないかなあ)とは思ってたが、近所に釣具屋がないのでいたしかたなし。
そんなわけでここからは毛バリによる釣行となったが、ここで毛バリも1本なくした笑
やっぱダメだというわけで道に戻りさらに登っていく。
えっちらほい
少し道を抜けると森林組合の建物など。
ここでこの道がどこに抜けるのかiphoneでチェックする。
ぬ?
ぬぬ?
この川、思いっきり支流じゃん笑
どおりで水が少ないわけだ。つかすぐ気付こうぜ笑
というわけでダッシュで本流に戻る。
また国道を登り始めたんだが、日暮れまで何時間もないのでさっさと川に入りたいボク。
またiPhoneで地図をチェックするとおお!近くにあからさまに川に降りる道が表示されてるではないか。
早速そこまで行くが国道から見た限りでは知ってなきゃ川に向かう道とはまったく分からない。
よしよしと進むと階段などもあり、ええ感じで川まで降りられた。
草が多かったが川を見た感じ、瀬あり、淵ありでなかなか。
(帰宅後チェックしたらやはり結構人気のスポットらしい)
さっそく投げてみる。
投げてみる
投げてみる
アタリなし(´Д`)
なんかいそうなんだけどなあ。まあ毛バリのことなんか何ひとつ分かっちゃ居ないので釣れるはずもないのであるが。
その後少し登ってみると非常に綺麗なスポットに遭遇。
写真がマズいのでなんだか分からないだろうがゆるやかな流れの中に大岩ひとつ。大岩の周りは結構深そう。
なんか不思議な雰囲気だった。
まあとりあえず少し竿を出してみたが当然のごとく全然ダメ。
こっから先は登りにくそうだったし日没まであまり時間がなさそうだったので
少し下の瀬に戻り、キャスティングの練習のつもりで少し投げてみることに。毛バリのテンカラ釣りはオモリを付けないので遠くに投げるのが結構難しいんです。フロロラインの重さを使って投げるんだが、最初はなかなか遠くに飛ばない。だがやってるうちに少しコツをつかんできた。釣れないがいちおう成果はあった。(と思い込むことにした)
というわけで大分暗くなってきたので帰り支度を始めると
チャポ
ん?気のせいか。
チャポ
チャポン
おお!ライズだ。
これはヤマメやニジマス、ハヤなどの習性で夕暮れ時、水面にユスリカなどの昆虫が集まるとそれを食うためにジャンプするのだ。このときが毛バリでもっともつれるときとも言われてるようだ。
ここはもうちょっとだけ投げてみるぜ!
釣れない届かない・・・orz
でもまあ見る限りチビばっかりだしたぶんハヤだからいいや(負け惜しみ)
ということでほぼ真っ暗なので納竿。
近くにバス停があるのは確認済みなのでそこでウエーダーを脱ぎ、荷物を整理してバスを待ち、奥多摩駅に向かった。
奥多摩駅に着いたがなんとなく名残惜しい。
昼飯を食った店でなんか食べて帰る手もあるがそれもつまらんので他の店を探してみるとありましたよ。路地に酒・小料理の看板。値段も安そうなので入ってみるとカウンター6席くらいのこぢんまりしたお店。客はおらずお店のおばちゃんひとり。
ちょっと話をしつつ地酒澤乃井を呑む(1合300円也)。うまい。沁みる。
突き出しのキンピラを食べてみると牛蒡の味がよくわかる絶妙な味付け。居酒屋でよくあるような甘辛いのとは全然違う。料理美味いわ。
うれしくなっておばちゃんと色々話しつつおでんやうなきもなど食す。全部美味いw
食いかけだがw
メニューを見るとヤマメ刺身・ヤマメ塩焼き・ヤマメ開きとある(600~700円くらいだったかな)。
「ヤマメ刺身ある?」と聞いてみたが明日持ってきてくれるので今日は切らしてるとのこと。残念無念。次回は必ず食うぜ。
塩焼きはまあいいやということでヤマメ開きを焼いてもらった。
おばちゃんの解説によるとこのヤマメは東京都の水産試験場で育てたもので、開きも地産地消の一環として試験場で開発したものらしい。
出てきたのはやや小ぶりのヤマメ。確かに開きだw
ヤマメのバーマークが開きにはなんとも違和感。
(iPhoneの電池がなくなったので写真はない。肝心なとこですまん)
食べてみるとなんというか、開き。塩を利かせてあるので一瞬川魚という感じがしないけれども、仄かに感じる確かな渓流魚の香りと味。脂が少なく、身がさっぱりしていて非常に上品。日本酒との相性は言うまでもなくバツグンである。酒のあてにいい、というよりも酒の味を引き立てるツマミである。
とまあ、日本酒(結局大徳利を4本)と美味しいつまみ、そして女将や地元のお客さん(これがまたとてもいい感じの人)との会話を楽しみ帰路についた。
早起きして歩き回ったせいか青梅線で寝落ちしたうえに竿をなくす(後に武蔵五日市駅で回収)というハプニングもあったがなかなか楽しかった。
また行くぞ。
本日の釣果
ちびヤマメ2尾、ハヤ数尾
<了>
そういうわけでちいともニジマスの顔を見られないまま日原川合流地点に入渓。
しかしお魚さんの気配なし。
最後の写真の地点からは登ることも出来ないのでいったん道に戻り上流を目指すことにした。
バス通り、国道411号線を歩く。
てくてく
てくてく
このあたりは道から川までかなり高さがあってなかなか降りられそうなところがない。
民家の庭からは降りられそうな感じもあるが勝手には入れないし。
だが田舎町、って感じで散歩気分だ。
しばらく歩くと大きな橋。
ここでちょっと横道に入るとなんとなく降りられそうな予感。
横道を登ってみる。
道から見えるのは細いながらもなかなかの渓相。期待は高まる。
やっと降りられそうな場所を見つけ、降りてみる。(実際降りてみるとちょっと急だったが)
だいたい渓流で川に下りようとすると草ボーボーだったりして入りにくいところも多いのだが、ウエーダーを着てると全然問題なくてオラオラって感じだ。なんというか無敵状態。水にも強いが草にも強い。ひっかからないし汚れも気にしなくて済む。
また、本流のような川幅があるところであそこのポイントに投げたいがちょっと届かない、ってときもウエーダは有効だ。(つか本来そのためなんだがw)3歩4歩水に入るのにためらわないのは大きい。こけても水深なければ水びたしにならないし。(濡れてもすぐ乾く)
そしてもうひとつ。川の上に木がかぶってて投げにくい場所でも少し前に出れば仕掛けを絡ませないで済む。これはデカイ。
というわけで入ったところがこんな感じだ。美しい。
だが全然ダメだ。少し投げてみるがまったくアタリなし。
写真上の堰下も試してみるがやはりダメだ。
ところでここで問題発生。
ここまで来る間に何度か根がかりや木に仕掛けを絡ませたりしたために(初心者なんで苦笑)、針が足らなくなってしまったのだ。出発する前に(ちょっと危ないかなあ)とは思ってたが、近所に釣具屋がないのでいたしかたなし。
そんなわけでここからは毛バリによる釣行となったが、ここで毛バリも1本なくした笑
やっぱダメだというわけで道に戻りさらに登っていく。
えっちらほい
少し道を抜けると森林組合の建物など。
ここでこの道がどこに抜けるのかiphoneでチェックする。
ぬ?
ぬぬ?
この川、思いっきり支流じゃん笑
どおりで水が少ないわけだ。つかすぐ気付こうぜ笑
というわけでダッシュで本流に戻る。
また国道を登り始めたんだが、日暮れまで何時間もないのでさっさと川に入りたいボク。
またiPhoneで地図をチェックするとおお!近くにあからさまに川に降りる道が表示されてるではないか。
早速そこまで行くが国道から見た限りでは知ってなきゃ川に向かう道とはまったく分からない。
よしよしと進むと階段などもあり、ええ感じで川まで降りられた。
草が多かったが川を見た感じ、瀬あり、淵ありでなかなか。
(帰宅後チェックしたらやはり結構人気のスポットらしい)
さっそく投げてみる。
投げてみる
投げてみる
アタリなし(´Д`)
なんかいそうなんだけどなあ。まあ毛バリのことなんか何ひとつ分かっちゃ居ないので釣れるはずもないのであるが。
その後少し登ってみると非常に綺麗なスポットに遭遇。
写真がマズいのでなんだか分からないだろうがゆるやかな流れの中に大岩ひとつ。大岩の周りは結構深そう。
なんか不思議な雰囲気だった。
まあとりあえず少し竿を出してみたが当然のごとく全然ダメ。
こっから先は登りにくそうだったし日没まであまり時間がなさそうだったので
少し下の瀬に戻り、キャスティングの練習のつもりで少し投げてみることに。毛バリのテンカラ釣りはオモリを付けないので遠くに投げるのが結構難しいんです。フロロラインの重さを使って投げるんだが、最初はなかなか遠くに飛ばない。だがやってるうちに少しコツをつかんできた。釣れないがいちおう成果はあった。(と思い込むことにした)
というわけで大分暗くなってきたので帰り支度を始めると
チャポ
ん?気のせいか。
チャポ
チャポン
おお!ライズだ。
これはヤマメやニジマス、ハヤなどの習性で夕暮れ時、水面にユスリカなどの昆虫が集まるとそれを食うためにジャンプするのだ。このときが毛バリでもっともつれるときとも言われてるようだ。
ここはもうちょっとだけ投げてみるぜ!
釣れない届かない・・・orz
でもまあ見る限りチビばっかりだしたぶんハヤだからいいや(負け惜しみ)
ということでほぼ真っ暗なので納竿。
近くにバス停があるのは確認済みなのでそこでウエーダーを脱ぎ、荷物を整理してバスを待ち、奥多摩駅に向かった。
奥多摩駅に着いたがなんとなく名残惜しい。
昼飯を食った店でなんか食べて帰る手もあるがそれもつまらんので他の店を探してみるとありましたよ。路地に酒・小料理の看板。値段も安そうなので入ってみるとカウンター6席くらいのこぢんまりしたお店。客はおらずお店のおばちゃんひとり。
ちょっと話をしつつ地酒澤乃井を呑む(1合300円也)。うまい。沁みる。
突き出しのキンピラを食べてみると牛蒡の味がよくわかる絶妙な味付け。居酒屋でよくあるような甘辛いのとは全然違う。料理美味いわ。
うれしくなっておばちゃんと色々話しつつおでんやうなきもなど食す。全部美味いw
食いかけだがw
メニューを見るとヤマメ刺身・ヤマメ塩焼き・ヤマメ開きとある(600~700円くらいだったかな)。
「ヤマメ刺身ある?」と聞いてみたが明日持ってきてくれるので今日は切らしてるとのこと。残念無念。次回は必ず食うぜ。
塩焼きはまあいいやということでヤマメ開きを焼いてもらった。
おばちゃんの解説によるとこのヤマメは東京都の水産試験場で育てたもので、開きも地産地消の一環として試験場で開発したものらしい。
出てきたのはやや小ぶりのヤマメ。確かに開きだw
ヤマメのバーマークが開きにはなんとも違和感。
(iPhoneの電池がなくなったので写真はない。肝心なとこですまん)
食べてみるとなんというか、開き。塩を利かせてあるので一瞬川魚という感じがしないけれども、仄かに感じる確かな渓流魚の香りと味。脂が少なく、身がさっぱりしていて非常に上品。日本酒との相性は言うまでもなくバツグンである。酒のあてにいい、というよりも酒の味を引き立てるツマミである。
とまあ、日本酒(結局大徳利を4本)と美味しいつまみ、そして女将や地元のお客さん(これがまたとてもいい感じの人)との会話を楽しみ帰路についた。
早起きして歩き回ったせいか青梅線で寝落ちしたうえに竿をなくす(後に武蔵五日市駅で回収)というハプニングもあったがなかなか楽しかった。
また行くぞ。
本日の釣果
ちびヤマメ2尾、ハヤ数尾
<了>
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