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2015年3月16日月曜日

笹子川支流調査釣行

突発的に思い立ち笹子に行ってきました。今回も単独です。


6時過ぎに到着し、まずは笹子駅近くの入渓点から。
エサは前回の帰りに相棒から引き取った残りのブドウムシです。10匹くらいしかないけどなんとかなるでしょう。

ここではあんまり釣れそうな気はしなかったのですが堰堤脇下の巻きからサクっとヤマメが出て幸先良し(なんだか写真を撮り忘れました)。
堰堤を越えて釣り登ります。



ここは良型ではないですが何かしら出ることが多いポイントです。



放流モノのイワナさんが出ました( ̄▽ ̄)




この上は前はよく放流魚が溜まってた場所ですがずいぶん浅くなってあまり魚が残らなくなりました。

お、でもアタリが!


でも乗らない。


またアタリ!


でも乗らない。


もう1回!



アナタでしたかw
前にも同じ場所で同じ展開があったようなwww

今季初のアブラハヤですw

ここはダメだなっと。




川を遡り、探っていきますが出ません。
正月過ぎに何十匹も群れてた場所まで登り、スレっからしのヤマメと遊んでみようかと思ったんだけど、殆ど釣りきられてしまったようで、魚影は1匹しか見ませんでした。

この辺でなんとなく本流に飽きてきたし今回は沢の調査をしたいので、移動するかなってことで竿を畳みます。

さて、すぐにでも移動したいところですが、この時点でブドウムシも少なくなってきたしここはクロカワムシが良く取れる場所なので少し捕って行こうかなということで虫取り開始。
でも、なんだかあまり虫が居ません。おかしいなあ。
この気温水温ならもうちょっと居ても良いはずなんだけど数は少ないし大型のクロカワもあまり見つかりません。ヒラタやビンチョロもほとんど居ないような。

まあそれでも何匹か確保して脱渓。まあ、沢でもいくらか捕れるかもしれないし、取れなかったら毛鉤でも流してみましょう。



さて出発。目的の沢に向かってひたすら道を歩きます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・うおーーー。

暑い~(;´Д`)

割合暖かいのは分かってたけど東京よりは寒いだろうしとダウンジャケットを着てきたのがオーバースペックだった模様。もう春なんですなあ。


そんなこんなで沢の入口近くまで移動しました。この時点で2つの候補となる沢があり、どちらに入るか迷ってたのですが、全く入ったことの無い源流に近い沢を調査したい気持ちが勝利。

地図上には川に沿う形で林道が見えるので道を歩いて少し奥から始めようかなと思い向かったのですが、林道入口にはなにやら立ち入り禁止のゲートが。マジかw


とりあえず川に回って下流から釣り登っていくことにしました。



入渓点付近。
水は少なめだけど綺麗です。




この辺はちょろっと竿出す程度



だんだん渓相が良くなってきます。が、魚の姿はありません。



おおおお!

石の下で魚影発見!(釣れない)





だいぶ遡りました。釣れそうなポイントもあるんだけど全くアタリなし。
どうもダメそうだし、なんだか両側の土壌が不安定な感じになってきたので今回は諦めて脱渓することに。



これは鹿なのか野兎なのか。僕には判別できません。



車道に出ると作業服姿の地元の方に遭遇。お昼ご飯食べに帰るって雰囲気でしたがしばらく立ち話に付き合って頂けました。

この沢は元々結構釣れたし前は放流もあったんだけど、リニアの実験線で掘ったトンネルの影響か水脈が変わったみたいで水量が減ってしまったそうな。
一時期はほとんど枯れて魚が居なくなったとのこと。

また、この周辺の水源としても使われており、以前は地元で管理してたのだけど年寄ばかりになってしまって大変なので現在は県に委託してるそうです。田舎はどこもそんな感じなんだろうなあ。

折角なのでもうひとつの沢について聞いてみると、ここよりは水量あって良いんじゃないかな、釣れると思うよ、との心強い情報を頂いたので早速向かいます。

いったん道を戻り、少し下ればすぐに沢に向かう道があるはず。




途中、畑の脇に枯れた丸太的なものが横たわっており、ミミズでも居ないかしらんと引っくり返したら出てきました。天然モノのジャイアント・ミルワーム。良型ですw
エサとして確保しました。


さて沢に到着。思ったより近かったかな。


おや?水量あるしなかなか良いんでないですか?(出ない)



そこの岩の下とか(出ない)


(出ない)


結局、途中アタリはかなり少なかったのですが2回だけそこそこ良い型がかかりました。両方バラしましたが(/ω\)
ほんと、アレは惜しかった泣。たいしたサイズではないんだけどアタリの少ないところでのバラしは痛いです。バラした瞬間「ぅあ”あ”あ”あ”ああああああー」という叫び声が沢に響き渡りました。

とまあ、そんなこんなでこの沢でもボウズです。いっぱい歩いてなんだか疲れてきたし雨も降ってきたので納竿、帰宅しました。まあ釣れなかったんだけど沢はやっぱり楽しいなと。


今回の調査釣行ではとりあえず魚が居るのは分かったので良しとしますが、あまり魚影が濃いとは言えないのでまた来るかは分かりません。万一このブログを読んで出かける物好きな方々がいらっしゃれば、小さな沢ですので是非大事にお願いしたいと願いつつ報告を終わります(ビシッ)!


<了>





2014年3月4日火曜日

【笹子川】かいきん!!!!【寒い】(後篇)

前篇より続く)

さて、何とか時差調整も成功し、始発電車に乗って笹子へ。途中ウトウトしながらも無事笹子駅で下車しました。


時間は6時過ぎ。もう川は人だらけではなかろうかと心配です。
まずは駅の上流にある橋のところ(放流ポイントでもある)まで歩いて様子見。ん?4人ほどのグループが居るけど他には人影は見当たらず、思ったほどでもないぞよ。しめしめ。
どうやら雪と寒さで回避した釣り師が多いようで、これなら十分楽しめそう。
人も少ないしこのあたりから釣り上ってもいいんだけど、僕の目的は違うのだ。

さらに国道20号を歩き、 もひとつ上の橋へ。
ここも放流ポイントで何台か車が止まっていたが人数はそれほどでもない。この分ならイケるかも。

さらに少し歩いて先ほどの橋の上流にある堰堤の上へ入ります。
おーー!雪だらけだが足跡が全くない!誰も入ってないぞこりゃ!
喜び勇んで川へ走ろうとするも股下まで埋まります笑 これはきついわ。


河原の雪にも足跡はなく、一番乗り確定!この時間まで誰も入ってないとは驚きです。
さて、なぜこの堰堤上にこだわったのか。そしてなぜ人が入ってないのか。それはここから上流のエリアには放流がないからです。
もちろん放流がないので数は出ませんが、今年最初の釣りでぜひ天然モノの綺麗なヤマメを釣りたいのです。

仕掛けを作るのももどかしく、おまけに手がかじかんで鍼を結ぶのにも時間がかかりましたが、ようやく釣り開始。
しばらく釣り上るも瀬ではなかなか反応がありません。水温も低いし難しいかな。やはり深場や石の影に潜んでいるのでしょうか。
ちなみに堰堤上のエリアは数年前までは段々の続く良いポイントがあり、小型ながら良く釣れた場所ですが一昨年の大水でやたら平べったくなってしまい、魚が着かなくなりました。
師匠に出会い、釣り方を教えてもらった場所も、もうありません。残念です。

浅場をチョコチョコやって上流へ。川辺ギリギリまで雪が積もってるので川の中を歩いて遡行します。どうしてもポイントを荒らしてしまうことになるので後ろから来る人が居れば申し訳ないが他に方法がないのでしょうがない。まあとりあえず人影は見えません。

少し上流に移動するといくらかは落差も出てきます。と、小さな落ち込みで反応がありました。
キターーー(*'▽')


可愛いヤマメちゃん。写真ちょっとブレちゃった。小さいですが笹子らしいキレイなヤマメです。

と、ここから3連続ヒット。


写真は3尾目。だんだんサイズダウンしてます笑
パーマークがくっきりしてて綺麗です。

500mほど釣り上って放流なしエリアを終了。もう少し上っても良いのですがこの上はそれほど渓相も良くないし、天然ヤマメも釣れてだいぶ満足してしまったのであとは放流魚に遊んでもらって帰ろうかなと。

先ほどの橋まで戻ってみると橋の上で様子見してるおじさん2人。少し話した後、川へ降りてみます。
すぐ下の堰堤には2人入ってたので下流にある小さなプールへ。ここは解禁日以外でも結構魚が溜まるので笹子に来ると試してみるポイントです。
しかし橋の上からは見えなかったのですが一人釣り人が。なんだか良さそうな感じの人だったので会話しつつ眺めてるとポツポツと釣れてきます。中にはなかなかのサイズも。
餌師で魚も一応キープしてるようですが、小さいのは少し上流にリリースしてました。

見てるうちにやはり釣りたくなってきたので少し下流で始めますが全く反応なし。やはり水温が低いために放流された魚も移動してくれてないみたいです。
全く反応がないまま、時間が過ぎますがふとみるとさっきの釣り人が上に移動した模様。もう釣り切っちゃって移動したんかなと思いながらも後を試してみるとあっさり小型がヒット。こりゃまだ釣れるかな?
小型が何尾か釣れたところでさっきのおじさんたちが下流から登場。「なんかちっちゃいのばっかり何匹か出たけどイマイチだなあ」だそうで。しばらく会話をしながら釣ってたのですが、ん?なんかモゾッとしたぞ。
おーー結構引くぞこりゃ!
てな感じで上がってきたのは23-24cmの放流ヤマメ。

「おーいいねえ。やっぱそれくらいのサイズが欲しいよなあ」
「おし、上の堰堤やってみるべ」

てな感じで去って行かれました。
その後はアタリも少なくなってきたので僕も移動することに。

橋まで戻ってみると堰堤上の放流ポイントに釣り人が一人いるだけです。

「どうですかあ」
「魚は居るんだけど喰わないねえ」

水温が低いからなのか、それとも早くもスレちゃったのかしらん。僕も少し上流で試してみたんですがイマイチ反応がありません。

そうこうしてるうちに釣り人も帰っちゃったので彼がやってたポイントを試してみることに。
んーむ。確かに魚が見えますな。どうでしょ。
まずはキジで試してみますが、喰ってきません。まあ放流直後はイクラかブドウ虫の方がいいかな?と思ってブドウ虫に変えた途端、ガッツリきました。


29cm。デカすぎじゃね?笑
その後も20cm台のヤマメがボコボコと釣れてきます。どうもイクラに飽きただけだったようですな。それとも僕が天才なのか全違

しかし魚が妙にデカい。普通放流魚のアベレージサイズと言ったらせいぜい18cmくらいのもんでしょ。どうやら今年は漁協がえらくデカいのばかり仕入れたらしく、その分、数は少ないかも。重さで買ってるはずなので。
放流魚とはいえそこそこ引くので面白いと言えば面白いんですがなんか大味ですなあ。
正直、ここで尺とか出ちゃったらどうしようかと心配しました。こんな釣りで尺釣りたくねえ笑

そんなこんなでちょっと飽きてきたしだいぶ冷えてきたので3時過ぎに納竿して帰りました。
今年の解禁釣行は趣に欠けた感はありましたが、非放流エリアを独占して綺麗なヤマメを釣ることもできたし、デカ放流魚の引きを楽しむこともできたしでなかなか楽しかったです。

次回は放流前の鶴川で年越しヤマメを狙おかな。


■釣行情報
釣行日:2014.3.1(土)
場所:笹子川
天気:曇り

■仕掛け
竿:下野 青峰軟調630、540
糸:SUNLINE Super Z 0.3号
錘:ガン玉2号~B
針:ハイパー渓流6号
餌:キヂ、ブドウ虫

■釣果
ヤマメ 13cm~29cm、十数尾
イワナ 21cm 1尾


<了>

【笹子川】かいきん!!!!【寒い】(前篇)

なんと1年ぶりのブログですよ。
前回書いたのは2013年解禁釣行、今回書くのは2014年解禁釣行。昨年も結構釣りに行ってるはずなのになんとしたことでしょう笑
去年の最初のブログで

【今年こそは】もうすぐ解禁ですなあ【ちゃんと書きたい】

などと抜かしてたのはどこのどいつでしょう(すっとぼけ)。
今年こそはちゃんと書きまふ。

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そんなわけでやって参りました渓流解禁。
解禁の数日前には鶴川の下見&年券ゲットも済ませてきました。



今年は薄緑色でゴンス。去年のエントリで緑色と予想していたがまあ当りといってよかろうか。ホントはもっと濃いのを想像していましたが。

鶴川を下見した際にはまだ雪が相当量残っており、場所によっては川に入ること自体が困難な場所もあるようで雪も徐々に溶けてはいるのですが山間部はなかなか難しいかなという印象でした。
実際、雪のせいで解禁放流も3/15まで延期されたそうです。
まあ、この辺りの状況を踏まえつつ、今年最初の釣りをいつ、どこで行うか悩むわけです。

まずいつ行くか。
今年の解禁は土曜日。解禁が土日ということは人大杉大確定。ウンザリウム全開が予想されるわけです。では解禁日をスルーして平日にスライドするのか。無理です。ガマンできる訳がありません。というわけで釈然としないまま解禁日の出撃が決定。

次はどこに行くか。
最初は鶴川にしたかったのです。
「なぜ放流されない川にわざわざ行くのかバカじゃね」的なご意見もありましょうが、逆に言えば魚が釣れればそれは年を越してワイルド化したものであり、また放流延期の情報が伝わっていれば解禁放流狙いの年イチ釣り師の方々が他へ行ってくれるのではなかろうかという期待もあるわけです。
しかし、問題はアシです。例年、解禁釣行は日野の人の車で一緒に出撃しているのですが、3/1、彼は名古屋のライブハウスでライブ出演があり、釣りに行けません。
春夏ならば原チャリも可能ですが、この時期原チャリでの峠越えは危険すぎます。寒いし凍ってるし。土日なんで大垂水峠は規制で走れず和田峠しかないわけですがそれはもう危険というより死にに行くようなものです笑

となるともう交通手段は電車かバスしかありません。
というわけでなんとなく笹子川に決定。

で、どう釣るか。
今年こそはフライをちゃんとやりたい。では解禁からいくか。しかし寒い。下手なフライなんかで釣れるわけがない。というわけでやはりエサ釣りにしましょ。ライズが見られるようならフライも試してみるか。

てな感じでひととおり計画が出来ました。
それでは行ってきまーす。

(後篇に続く)

2012年3月10日土曜日

【釣り日記2012】ひとりでいけるもん【笹子川】

さて、前回は無事解禁釣行を済ませたわけですがまたまた行ってしまいましたw
今期2回目の笹子釣行を報告します。

なお、今期の釣り日記はフレンドリーさを重視して「ですます調」でお送りしておりましたがどうにも書いてて気持ち悪いので文体を戻させて頂きます。

今回は写真主体でサクサクと書こうと思ったのですが思ったより長くなりましたw

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今回は単独釣行。
午前4時半出発予定。基本的に夜型のため睡眠調整にはいつも苦労する。
0時頃に布団に入り3時間ほど睡眠時間を確保。無事出発。


まだ真っ暗。
いつも思うが電車釣行だと荷物に困る。特にウエーダーはバッグに入れていくと向こうでバッグや着替えを持ち歩かなければならなくなるし、着ていくと見た目的にもアレだしフェルトがアスファルトで減るしで毎回どうしようかと思う。
結局着ていったがウインドブレーカを上に履いて見た目を誤魔化すw

1時間半ほどで笹子到着。


もうすっかり明るい笑


まずは虫取り。


昨年、師匠に教えてもらった虫取りポイント。しかし水温が低いのか去年の大水の影響か虫は少ないようだ。あまり取れない。ちっこいヒラタがちょろちょろという感じ。クロカワも結構取れるはずなんだが今回はダメだ。

何匹か捕獲したところで諦めて手持ちのキヂで釣ることにする。
まずはネット情報で見た、解禁直後かなり爆釣したらしいポイント。単に放流魚が溜まったのだと思われるが、昨年も良い魚が釣れたし近くなんでとりあえず竿を出してみる。

何度か竿を出すとグンって食い込む感じのアタリ。でもノらない。

またアタリ。ノらない。

またアタリ。ノらない。

確実にエサに食いついてはいる。
おかしいなあ・・。



ってアナタでしたかwww
これは不覚。キヂの食いちぎられ方で気付くべきだったww

ま、でもハヤやムツが居る場所は上に本命が居ることも多いのだ。
必ず居るはず・・・。

おっし!




なかなか可愛い魚体。毎度ながら一尾目ってのは格別。



またしてもww

どうも調子が出ないので上流に移動。
解禁日には人が多くて入らなかったところをチョコチョコ攻めるがいまひとつノリきれないので前回5尾上げた堰堤に行ってみる。
が、前回のようにはいかないw

今回は最初から笹子上流はサクサク済ませて初狩に向かって釣り下がるつもりだったので、この辺で切り上げて笹子駅付近まで戻る。

が、笹子駅前近くで改めて川を見てみると、
「ん?堰堤の上んとこ、なんか去年と感じが違うような?」
というわけで良さそうなポイントだけ試してみることに。
まずは堰堤上の深いところから。護岸の脇を流して行こう。でも石も少ないしなあ。

お。

来た。


堰堤上ぎりぎりの石の陰からパクっと。

さらに少し上の小さい落ち込みから


こんにちわー。ヒレがまあるいね。


こんなとこです。左真ん中あたりでヒット。

さらに上に行くと去年の大水で出来たと思われるちょっと大きめでなかなか面白そうなポイントが(写真忘れる)あり、ここでも1匹追加。だがその後アワセ切れが1回あり、直後にまあまあ良い型を手元でバラす。
さらに竿を出しながらちょっとよそ見をしてて目印に目を戻したらそばになにやら魚の死体のようなものが流れている。「ありゃなんじゃ?」と思って竿を上げたらハリスがエラにひっかかってぐるぐる巻きになったヤマメが上がってきたw
たぶん、道糸がゆるゆるの状態で食ってきたヤマメがローリングしたんだろうなあ。
いやーほんとにすまんかった。

あまりにあんまりな釣りをしてしまったので反省&移動。

甲州街道をぶらりぶらりと下りつつ、良さそうなとこがあれば、って感じ。支流の沢なんかもチェックしつつ、ほぼお散歩というか下見に近い。
ポイントを見繕ってはちょろちょろと竿を出すもののアタリもこないし、粘る気になるポイントもあまりない。結局例の大場所に来てしまった。でもここは攻められてるだろうし難しいかもなあ、などと思いつつとりあえず竿を出してみると、割合サクっとちっこいのが釣れた。

おやおやと思ってると橋の上からなにやら呼びかける声が。

釣り人「どうですかー」
僕「笹子から来て今一尾あげたとこですー」
釣り人「どっちに行きます?」
僕「上の堰堤まで登ってから下をやるつもりですけどー」
釣り人「下に入っていいですかー」
僕「どうぞどうぞ」

なんとも丁寧な方である。後で少しお話したがなかなか感じの良い人でとても楽しんで釣りをされてる、という印象であった。そして軟調、細竿好みという点でも意見が一致。

さて、少し上って堰堤の少し下のポイントに。モロに護岸なのは気に食わないが深さもぼちぼちあり、スピードも適度でなんとなく魚が付きそうな気配がある。


底を狙って何度か流してみるときました!
なかなか良い引き!


とりあえずは放流モノだが今シーズン最大のヤマメ 。23cm。このときのエサはヒラタだった。
笹子で20超えるとちょっとうれしい。

まだ出そうなのでやってみるとすぐにアタリが!
これも20オーバー。おっしゃーと思って寄せてきたら足元近くでバラし。うーーーーー。

そしてすぐにもう1匹バラしw

その後もアタリがあるもののノラずが数回。モロバラしも1回追加。

入れ掛りならぬ入れバラしかww

なんだかなー。今期は軟調に変えたんでアワセが甘くなってるのかと思い、タイミングや強さを変えてもうまく行かない。んーー。わからん。
とりあえずあまり楽しまないでスポっと引き抜くか、とか思ってたらアタリが止まったwww

その後は初狩駅までお散歩がてらちょこちょこと竿を出すものの魚体は見られず。
初狩の放流ポイント?(椅子ポイントです)を最後に納竿。




しかし今回はバラしが多かったなー。どうすればいいのかなー。

まあ要するに下手なんですけれどもね。

天気:曇り
気温:最高7度前後
水量:多め(雪代かな)、水質若干重め

仕掛け:軟調5m、道糸フロロ0.6号+ハリス0.2号~0.3号または0.6号通し、アマゴ半スレひねり5号、ガン玉1~2B
エサ:キヂ、ちょこっとヒラタ

釣果:ヤマメ7尾くらい、バラし多し

2012年3月5日月曜日

【釣り日記2012】かいきん!!【笹子川編】

とうとうやってきた解禁日。
行き先は悩みに悩んだのですが昨年の実績(つっても僕が釣ったわけじゃないがw)もあり天然もの、ヒレピンの期待も持てる笹子川に決定いたしました。

2月中に年券をゲットしておいたので朝イチで出撃です。
早朝4時、まずは同行する日野の人のおうちまで現チャリでゴー。マンション下の駐車場から電話をかけると「すぐ行くー」。しかしなかなか出てきません。寒いぜよ。
仕方ないのでコーヒー飲んで一服したところで日野の人が登場いたしました。
彼の愛車は前日の雪のためチェーンを巻いていたので駐車場を出たところで外して出撃です(駐車場だけは雪でカチカチだった)。

チェーンを外すのに手間取ったりして若干予定よりも遅れつつ笹子駅近くに到着すると、既に竿を出している方々がちらほらり。さすがに多摩川のように「管釣りかよ!」(参考画像)ってことはないんですが、そもそも放流ポイントで釣る気もあまりないし出来るだけ人が少ないとこがいいやね、ってことで上流へテクテクと移動しました。

こっから上なら放流ないはずだし人もいないかなと思ったところに入ってみたんですがやはり数人。漁協の人もいて券を見せるように言われましたw
まあ比較的人は少ないし、下の人たちは登ってこなそうだからこの上から釣り上ってみるか、ってことでひとつ堰堤を越えてみると

「ん?足跡ないぞ」

どうやら誰も入ってない模様。やっぱり皆さん放流エリア以外にはあまり入らないらしい笑。

「おーこれはいいかもよ」

ってことで開始するが、さっぱりアタリがない。というか昨年の大水で川が浅くなってしまい、ポイント自体も減ってるようですね。まだ水も少ないし。寒いし。(腕のせいではないことを強調)
それでもそのうち来るだろうと思い、釣り登っていきます。と、ここから小さなポイントが連続してるってとこで上流に釣り人の姿が。
どうやら上流の入渓点から入ってこられたようです。

解禁日だし、人が多いのは仕方がない。なので彼が登ってくれればその後を試してみようと思ってゆるゆると釣ってたんですがその人、いくら待ってもぜんぜん動いてくれない。
仕方がないので抜こうかとも思ったんですがその上にも動かない釣り人がいるのが見えて戦意喪失しましたw

「しゃーねーなーどっか移動するか」「ですなー」

という感じでさっきの堰堤まで戻ると右岸側でひとりのオジサマが釣ってるのが見えます。で、まあ興味本位で見てたら結構なテンポでちびっこいのをポンポンと釣ってます。(この人の釣り方が面白かった。ミャク釣りなんだが、糸を張らず目印をウキのように使う感じに見えた。たぶん堰堤下からだったんでそういう釣りになるんだろう)
まあとりあえず釣れてはいるし、試しに堰堤上から邪魔にならないように2人で竿を出して見ます。ハイエナ作戦ナリ笑
もともと堰堤の釣りはあまり好きじゃないんですが、そろそろ1尾あげとかないとこの後焦りが出そうなんでね笑

とはいうもののアタリはきません。前に来て釣れたのも右岸側だったし左岸側は駄目かなーとも思いつつも錘を3Bに変えて堰堤下側からは届かない滝下のエグレを狙ってみると

来ました!


今期の初ヤマメちゃん。
ちょっと血が付いてるね苦笑

早速まだ釣れてない相方にドヤドヤと自慢をして焦燥感を煽りますw
ついでにどこでどんな風に来たかを詳細に説明www

と、ベラベラしゃべりながら同じようなエグレに竿出してるっと「ん?」なんか変な感じ。特にアタリはなかったように思うが上げてみるとなんだか重い。
イワナ釣れてるじゃんw

 

23cmナリ。雪の上だったのもあり面白い写真が撮れました。
明らかに「釣った」のではなくて「釣れてた」ので相方に怒られますw

そうこうしてるうちに相方も1尾目をゲット。僕も追加。


しかし釣りに集中しすぎてて魚の写真しか撮ってないですな。もっと風景も撮りたいんですけどねえ。

しばらくやってたが結局ここでは僕が5尾、相方が2尾。
アタリもなくなってきたんで

「そろそろ移動すっぺ」


というわけで笹子川上流をあきらめ移動することにしました。真木川か浅利川か、はたまた一気に葛野川か鶴川か。
とりあえず甲州街道を下ります。

途中、放流域の様子がどんなもんか覗いて見るか、などと解禁放流エリア嫌いな相方を誘ってみるとノってきたので初狩あたりで車を止めてみます。僕自身はぜんぜん釣る気がなかったのですが相方を見ると竿を持ってる。釣るのかよwww

川に下りてみて笑ったのが、マイ折りたたみ椅子に座り「ここは俺の場所」オーラバリバリで釣ってる御仁がいること。仮にも渓流釣りで椅子に座って釣ってるのは初めて見ました。河原まで車が入るいかにもな場所だったし多分放流場所なんだろうなあ(足が悪いとかだったら申し訳ないが)。

相方と分かれて釣ることしばし、一度だけアタリがあったが一瞬でバラしました。あーしまったなあと思ってると後ろに人の気配。下から釣りあがってきたオジサン釣り師だったんだがいきなり近くにいたんですげービビリました。
と、このオジサン、「さっきそこでバラしたんでそれかも」とのこと。なるほど。僕も「どうですかー」などと聞いてみると「今年は少ないなー」だそうです。それでも10数尾は釣ってらっしゃるようでしたが。
「雪降ったし水温低いですからねー」と慰めると「今年は放流が少ないよ」
そんなことはないよなーと思ってたんですが、もう一度「いやー放流が少ないよー」と言い残して去っていかれました笑

ちなみにさっきの椅子釣師も放流少ないオジサンも日券でした。見たところ、解禁日にこられてる方はかなりの割合で日券のようです。
桂川漁協は年券安いのになあ。解禁日しかこないからかな。笹子川なんて解禁直後でなくても行けば釣れるし、秋口なら下流でなかなかなサイズも出たりすると思うんですが。


てなわけで結局この場所は面白くないのでヤメ。移動です。

--------------
ここまでの結果

僕:ヤマメ4、イワナ1
日野の人:ヤマメ1、イワナ1

天気:曇り
気温・水温:前日の雪によりかなり低し

<後編に続く>





2011年11月11日金曜日

【かなり】2011年シーズンを写真から思い出す【うろ覚え】


今シーズンはちいとも日記を書かなかったがちょこちょこ写真は残ってるので思い出しつつ並べてみることにしよう。


↑解禁直後、日野の相棒が釣ったヤマメ(笹子川)
20cmちょいかな。彼にとっては人生初山女(管理釣り場除く)。
体高はあまりないが横にぷっくりと太って丸っこかった。
側線の赤がアマゴのようで美しい。



↑笹子川原流域のイワナ
僕の人生初岩魚(だったと思う)。サイズは全然たいしたことないが素晴らしい色合いだった。


↑これもイワナ
葛野川上流で出た。イワナ釣れるとちょっと嬉しい。
後日同じポイントでブラックバスを釣ってしまった笑



↑和田峠
原チャリ釣行がメインだったのでよくここを越えていった。勾配がきつくて場所によってはフルスロットルで20km/h程度だ笑
大垂見峠を越えた方が早いんだがなんかこっちの方が好きなんだよね。車こないし。
僕のボロタクトが写真に収まってるのはこれだけだな。


↑鶴川
古い橋げたが美しい。
この上流は落ち込みと淵が続いてなかなか良い渓相だ。あんまりつれなかったけど笑



↑鶴川の橋の下で拾った可哀想な子
どうやら段ボール箱に入れられ、橋の上からぶん投げられたらしい怒
箱が目張りされてた(やぶいて脱走したようだが)。
可愛すぎてめちゃめちゃ飼いたかったがぼくんちでは無理。でも放っては置けず、ミルクをあげて上野原市役所に連絡したら担当の人が保護しに来てくれた。良い引き取り手が見つかっていると良いのだが。



↑今年一番綺麗だったカワムツ。
たまにはこういうのも良い。


↑葛野川左岸の土砂崩れ現場
これのおかげで夏以降、葛野川下流は常時カフェオーレ。
今年は各地で崩れたようで、鶴川も葛野川も、そして奥多摩川も濁りが取れずみなさん苦労したようだ。


↑今シーズン最大のヤマメ(鶴川)
27-28cmくらいだった。今シーズン中に尺を上げたかったが支流ばっかりだしまあこんなもんかと(言い訳全開)
でもこれの引きはそれほどでもなかったな。葛野川の23cmのヤマメの方が引いた気が。高さがあってヒレもピンピンだった。

ウグイマンのくせにウグイの写真がないな。
てなわけでまた写真が見つかったら書いてみる。


2011年3月23日水曜日

【釣れない釣り日記】3月某日、山梨県笹子川リベンジ(後編)【やはり師匠はすごかった】

(中編より続く) 

そんなこんなで3人で一服しつつ竿の話などあーだこーだしたあと、また釣りあがることに。Iさんはどっかに行ってしまったが、師匠は「僕は後ろからでいいからどんどん釣ってきなさいよ」とのこと。「僕はどこでも釣れるから後からついてくよ」だそうなw 
なにしろ師匠の言うことだから分かりました、ってなもんでまたちょこちょことカワムシを採取して釣りあがって行く(師匠、自分のカワムシまでこれいいよ、などとわけてくれる。やさしすぎる)。しかしそう簡単には釣れない。が、師匠を見ると僕が荒らした場所でもう釣ってるw 
これは素直に教えて頂いた方がよかろうと思い、「ちょっと見ててもいいですか?」とお願いするとあっさり「いいよー」とのこと。 
しばらく見てる間に1,2匹小さめのをを釣り上げたのだが、僕の目にはアタリがあるようには見えない。ところが師匠は1投ごとに「今2回つつかれたっぽいんだけど多分チビだなー」などと言ってる。なんなんだ? 

正直に「見ててもアタリが全然わかんないですよー」と言うと、師匠、 
「オモリを見てるんだよ」とのたまう。なんだそりゃ?? 
僕の目にはオモリは見えてないし、そもそも見てない。普通目印見るでしょ。話を聞いてみると「こういう浅いとこは錘は水面に出しちゃった方が分かりやすい」とのこと。結構色々調べたけどそんなテク聞いたことないぞ?? 
他にも竿の立て方、流し方、とめ方、合わせからの動作など基本的なところから教えてくれる。最初は教えるつもりなんかなかったと思う。本当にありがたいことだ。初心者過ぎてよっぽど不憫に 
思ったのかも知れないなww 
(教えてもらったことはここに書くと長くなるし、文章では説明しにくいので僕と一緒に釣行する人があれば直接説明します) 

さらに面白いのが師匠の仕掛け。7.2mの竿に1号通し、針は7.5号である。 
針が大きめなのはともかくとして、1号というのはすごい。1.2号の時もあるそうだ。分からない人も多いだろうから説明するが、1号と言うのは渓流釣りの糸としては相当に太い。それも道糸だけに使うというのならまだ分かるが通しと言うことはハリスまで1号ということ。はっきり言ってありえないほど太い。 
(ちなみに僕の仕掛けは5.4m軟調子竿(http://p.tl/BvdP)+道糸0.6号+ハリス0.3号+針5~6号半スレ) 
何しろ、世間ではゼロ釣とよばれる細糸仕掛けが主流なのだ。中には0.0X号などという超細糸仕掛けを使う人もいる。(ここまで細いと仕掛けも作りにくいし見失いやすいw) 
これは魚に糸を見せないこと、エサを自然に流すこと、魚がエサを咥えたときに違和感を感じないことを目的としてるのだが、師匠の言い分は全然違う。 
「ヤマメのあんな小さい脳みそで、これは糸がついてるから食わないとかないよw」 
「ヤマメは早合わせだから問題ないよ」 
「細いとでかいの釣れないし」 
ちなみに竿が長いのは、ヤマメに気づかれたくないのでできるだけ川から離れて竿を出すため、だそうだ。 

また、師匠いわく「一瀬に一匹」 
笹子川の場合、川幅がないものの小さな落ち込みが多くある。その落ち込みと落ち込みの間にはたいてい1匹はいるし、逆に1匹釣ってしまったらそこで粘ってもなかなかいないよと。いたとしても2匹目は警戒してるので難しいということもあるようだ。やはり試してダメなら移動、釣ったら移動でどんどん動いていった方がいいということだな。 

もっともっと聞きたいけどいつまでもくっついてても迷惑だし、やっぱり自分で試したい。 
早速挑戦だ! 
師匠の10mくらい上の瀬で教わったやり方を試してみる。と、なんと何投目かであっさりヒット! 
おおお。こういうことだったのかー。お師匠様の言うとおり!正直オモリは見えてないが、竿の出し方を変えただけでアタリは今までよりずっと分かりやすい。というか細かい変化がちゃんと読み取れる。今まではアタリがなかったんじゃなくて見逃してたというわけだ。渓流釣りのアタリが細かいことは昔から知っているつもりだったが、僕が思ってたよりもはるかに微細なアタリもある、ということで、これを拾えるようになれば釣果アップは間違いない! 

「お、釣れたねー」師匠もうれしそうである。せっかくのご教授に報いることができて僕もうれしい。 
この後は爆釣とまではいかないが、数十分で3匹ほど上げた(師匠はもちろんもっと上げている)。一番よさそうな淵では岩の陰のポイントを読みきり、アタリもしかと感じ取れたもののカスリ。もう一度挑戦したがまたもカスリ。一瞬のことだが手ごたえが重かったので非常に悔しかった。少し下で師匠も見てたらしく「惜しいねーー」。 
だがまあその先の淵で18cmを2匹立て続けにあげることができたので良しとしよう。 
師匠も「お、いい型だねー」などと持ち上げてくれたw 
(本来であれば写真を撮っておくところなんだが、師匠が追っかけてくるのでとてもそれどころじゃない。文字ばっかりになって申し訳ないがご勘弁ください笑) 
ここではエサはクロカワだった。どうも僕にとってクロカワムシは縁起がいいようだ。これからも大事にしてやろう(って針に刺して魚に食わせるんだが)。 

この後、師匠は「釣ったのさばこう」とカッターナイフでどんどんさばき始めた。僕もはさみを使ってさばいていく。師匠のさばく速さは僕の数倍。さばくのも速いw 
師匠、「おう、これお土産にもってけ」と魚をこっちに放りはじめる。「もってけもってけ」どんどんくれる笑  
「あ、いや、でも、そんなにいいっすよ」 
「うちにいっぱいあるからいいんだよ。もってけもってけ」 
結局全部で10匹以上もらってしまう。ニジマスやイワナまで。 
(イワナは帰りに日野の人に奪われました笑) 

この後も釣り登っていくが二人ともアタリが少なくなってきた。時間も少なくなってきたので、最後によさそうな落ち込みをやって終わり。 
ここでは落ち込みへの落とし方、水中での動きなんかも教えてもらう。これは前々から知りたいことだったので非常にありがたい。ああいう(といってもわからんだろうが)巻き込み方をするとは思わなかった。 

笹子駅まで歩きながらご家族の話や、過去の釣りで負った重症の話など。道中、師匠は途中で催したらしくTSB笑 
駅についてちょっと待つと運良く立川行きが来たので一緒に帰る。帰りにも色々と話をして日野駅で別れることに。「次回お会いするときはちゃんと釣れるようになっておきます」と言ったら師匠も笑ってました。 

軽くマックに寄った後で日野の人のお宅へ。お土産を渡して自慢話をしつつ、小さいのを塩焼きで食べます。 



うまいっっっ 

なんとか今年初めてのヤマメも釣れたし、美味しいし、釣り方も勉強になったしと素晴らしい釣行となった。しかしなんといっても師匠に出会えたことと、笹子川の素晴らしさを知ったことが今回最大の収穫であった。 

本日の釣果 ヤマメ ~18cm 6匹 
おみやげにもらった魚  ヤマメ、イワナ、ニジマス 大小あわせて10数匹 

<了> 

【釣れない釣り日記】3月某日、山梨県笹子川リベンジ(中編)【虫取りも楽しいよ】


(前編より続く) 

川に下りたM師匠と僕。 
ちょうど前回、上から釣り下がってきた終点の堰堤上だ。 
師匠は長靴に履き替え、浅瀬へと入っていく。僕は膝丈のウエーダーを履いてきてるのでそのまま。手を入れてみるとマジ冷てえええ笑 
というわけで早速カワムシ取り開始だ。 

師匠いわく 
「こういう浅い瀬にはよくいる」 
「葉っぱがいっぱいあるようなとこがよい」 
「でかい石だけでなく小さい石にもついてるからどんどん裏返せ」 
やってみると取れる取れる。 
小さくて使えないものも多いが、かなりでかいのも取れた。クロカワ虫など青虫並みのやつがいる。あんなでかいの初めて見た。 
一番良く取れるのがヒラタと言われるやつでヒラタカゲロウの幼虫。渓流釣りでは一番良く使われるが小さくて薄いのは使いづらい。 
それからクロカワ虫。これは真っ黒で形が毛虫っぽいので嫌いな人は嫌いだろうな。だが僕は初めてカワムシを使ったときに1投目でスパンとヤマメが釣れたので印象が良い。師匠はほとんど使わないそうだ。石の裏に自分で吐いた糸と小石で巣を作る。あんまり暴れないので取りやすい。田舎では食用にするところもあるらしい。佃煮にでもするんかな。 
あとはキンパク。カワゲラの幼虫で。これもボチボチ取れる。小さいのが多いが、この時はコウロギ並みにでかいのが取れた。ちなみにコウロギも取れればエサに使えるらしいな。あとはクモとか。去年何回か見つけて使ってみたが釣れたことはない。 

しかし、カワムシ取りは疲れるしめんどくさいと思う部分もなくはなかったのだが、やってるうちにだんだん楽しくなってきた。この辺にいそうだなと思って石をめくり居たり居なかったり。大きかったり小さかったり。見つけても逃げられたり。釣りと同じじゃんw 
楽しすぎてウエーダーが短いことを忘れてかがんでしまい、左足に水を入れてしまったw 

てな感じでカワムシをいっぱいゲットした。いよいよメインの釣りタイムである。 
ここで師匠、「僕が教えられるのはカワムシ取りくらいだからこの辺から好きに釣り登っていって見るといいよ。僕は下がってくか上の方に行ってみるから」 
と言い残しスタスタと去ってゆく。 
師匠の釣りを見てみたいものの邪魔するのも悪いし、独りの方が気楽に色々試せる部分はあるので「ではまた~」てな感じで釣り開始。カワムシ取ったところじゃ釣れないので少し上に登っていく。前に一度通ったところなので川の様子はだいたい予想が着くのだが、前回は全然アタリがなかったのでどうかなーと思いつつ釣りあがる。
 





(あいかわらずボケボケ) 

キャスト。アタリなし。 

キャスト。アタリなし。 

キャスト。アタリなし。 

あきまへん(´Д`) 

しばらく釣りあがったがどうもいかんなーということで川を出てもっと上に行ってみることにした。 

途中、端を渡ったところで一里塚を発見。 





「江戸日本橋より二十五里」 
大体100kmかあ。なんかキリがよくってうれしいね。 

先ほど渡った橋に平行して古い橋が架かってるので、そこから川を見てみる。 
ここで自分撮影用ならボケないことを思い出したので撮影してみる。 

上流側。 



下流側。堰堤がある。 



地元っぽいおじさんが独り釣っている。しばらく見てたが釣れなかった様だ。 
だが堰堤下で釣ってる人もいるし、上もいけるかなと思い、上流の写真の左側から降りられるところがあったので川に下りてみることにした。 
しかしなかなかアタリがこない。途中、アタリかな?と思うものもないわけではなかったがはっきりしない。なかなか釣れないなあ。 

少しつり登っていくとだんだん川が細くなってきて、狭いところだと川幅2m程度なんてとこもある。 
そんな狭いとこだが落ち込みを中心に攻めていく。全然釣れないまま登っていくと他の落ち込みとちょっと違う感じの渦をまいてる落ち込みが。どうも気になる。 
狭いし居てもチビヤマメだろうなあと思いつつ2、3度沈めてみたらクイと動いたような?! 







キタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!! 




今年初めてのヤマメちゃん。 
サイズはないがまあまあ綺麗で可愛いヤツである。パーマークはちょっとぼやけた感じ。 
いやーうれしいなーーーーーっと。君に会いたかったのだよー。(食いたかったのだよー) 
ここにくるまでにカワムシをなくしたのでエサはイクラだった。 

1匹居れば近くにはもっと居るのが釣りの鉄則。 
チビヤマメなら同じポイントに数匹居ることもあるので試してみたがさっきの落ち込みでは出ない。少しづつ登りつつポイントポイントを攻めていくが釣れないのでここらでちょっと一服することにした。 

と、ここで 
「おーい。どうだい?」 

師匠登場である。 
「なんとか1匹上げましたけどダメですねー」などといいつつ近づいてみると師匠の手にはレジ袋。ぬぬぬ。すでに10数匹入っている。しかも中には20cmオーバー(20cm台後半?)のニジマスとイワナまで!? 
師匠すんげえええええええええ!!!名人すぐるっ!! 
師匠いわく、「放流モノ(ニジマス)がまだ残ってたよー。ニジマス嫌いなんだけどなー。」 
(後で聞いたらホントに嫌いでゲジゲジと呼んでいるそうだw) 

と、そこへ先ほど橋の下で釣ってたおじさん登場。桂川漁協のキャップをかぶっている。やっぱり地元の人であった。(どうやら実際漁協の方で、自宅でも入漁券を扱ってるIさんらしい) 
「おう、Mさんどうよ。お、流石だねー。」とホントに旧知の仲という感じ。 
そしてIさんいわく「この人は本当に名人で別格だからなー。比較になんないよ。」とのこと。 

吹くような性格の人ではないことは分かってたし疑っていたわけではないが、電車で聞いたことはすべて本当であった。というか本人が話した以上の名人っぷりである。これはほんとに師匠にするしかない。この瞬間、僕は心の中で勝手に弟子入りすることに決めたのである。 


(続く)